太刀八幡宮の案内看板です
そして、氏子総代さんの法被です
社紋は、右三つ巴紋です。
実は、私が総代をしていたときに、地区の人から「 その法被の模様はなんね?」と聞かれて返事に困ったことがありました。
神社本庁の神社の紋章についてを参照します。
神紋には、さまざまな文様があることがわかります。
日本の家紋というホームページの神紋のページを開くと、さまざまな文様が紹介されており、宇佐神宮(大分)左三つ巴と書かれています。
さらに、家紋のいろはというホームページの、左三つ巴を参照すると、巴紋は、縄文遺跡にもみられる非常に古い文様。雷神が背負う太鼓にも描かれるように雷鳴を表している。※渦や蛇、雲、胎児、鞆絵(ともえ)に由来する説あり。歴史上最初に登場する家紋で、公家、武家の家紋の他に神社の神紋など非常に多く使用されている。右三つ巴紋もほぼ同じ内容です。
太刀八幡宮は、宇佐八幡宮に分霊して頂いた神社ですから、宇佐八幡宮の社紋である左三つ巴紋を頂いていてもいいのでしょうが何故か右になっています。八幡宮は非常に多い(全国80,000社の内、約44,000社)神社なので、全国の八幡宮の社紋は三つ巴が多いようです。
宇佐八幡宮の社紋
宇佐八幡宮の公式ホームページをみても、社紋についての解説を見つけることは出来ませんでした。しかしトップページをはじめ、各ページに三つの文様を見ることが出来ます。
八幡大神 十六(弁)八重菊紋
比売大神 尾長三つ巴紋
神功皇后 五七桐紋
社紋と神紋
神紋と社紋の違いについてまとめている記事があります。
神紋は神さまがそれぞれにお持ちになっている紋章のこと。一方、社紋は神社の紋章のことです。
つまり宇佐八幡宮には、三柱の神様が鎮座されており、それぞれの神様が紋を持っています。それとは別に神社としては、左三つ巴紋を社紋として使用しています。ということでしょうか。
神社の社紋は、主祭神の文様が多いということから、宇佐八幡宮の主祭神は、比売大神なのでしょうか?今度、宮司さんに聞いてみたいと思います。
まとめ
「その法被の模様はなんね?」と聞かれたことから始まった勉強ですが、インターネット上には、紹介したホームページ以外にもたくさんの情報があります。どれも素晴らしい内容のものばかりです。本当に皆様に感謝申し上げます。おかげで、ますます太刀八幡宮の社紋である右三つ巴紋が好きになりました。カッコイイですよね。
太鼓の文様にも、三つ巴紋がたくさん使用されています。神の御心が鳴り響くのでしょう。
拝殿の瓦にも社紋を見つけました。今までも見てはいたのでしょうが、まったく新鮮な気持で見ることが出来ました。
この写真を見てびっくりしたのですが、瓦は左三つ巴紋ですが、その下にある木の彫り物は右三つ巴ではないでしょうか。
それと、本殿の写真です。
拡大してみると分かるのですが、桐の紋章が飾られています。宇佐神宮の例を思えば,巴は比売大神、桐は神功皇后、だとしたら八幡様の菊の紋章もどこかにあるのかな。
色々謎が出てくるので楽しいですよね。