氏神様は太刀八幡宮

1200年の歴史を紐ときます

太刀八幡宮の月桂樹の輝き

令和7年4月19日(土) 暖かな日差しを浴びて参拝をしました。

 

すると、美しい黄色い花に目が止まりました。

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何の花か、分かりますか?

 

月桂樹です。

よく聞く名前の樹木ですね。

 

月桂樹の特徴を記載します。

月桂樹の特徴

  • 分類と成長: 月桂樹は地中海原産の常緑樹で、樹高は10メートルを超えることもあります。日本でも庭木や観賞用として人気があります。

  • : 小さな黄色い花が春に咲き、清楚な美しさで人々を魅了します。その後、黒紫色の小さな実をつけます。

    • 花ことば: 「栄光」、「勝利」、「不変」。これは古代から月桂樹が勝者の冠や栄光の象徴として使われてきた歴史に由来しています。

  • : 月桂樹の葉は香りが良く、乾燥させると料理やハーブティーに利用されることが多いです(「ベイリーフ」として知られています)。

文化的・歴史的な意義

  • 栄光の象徴: 古代ギリシャやローマでは、月桂樹は勝利や栄光の象徴とされ、月桂冠(ラウレル・クラウン)として勝者や偉人に捧げられました。

  • 神聖な木: 神話では、月桂樹はギリシャ神話のアポロン神に関係し、神聖な木として尊ばれています。

月桂樹と日本

日本では月桂樹は「ローリエ」として料理に使用されることが多いですが、庭園や神社で見かけるとその静かで上品な魅力に癒されますね。お近くの神社での風景も、地域の美しい自然を象徴するものの一つでしょう。

 

この花に見とれていますと、長老が参拝に来られました。

そして、月桂樹のことについて、教えて下さいました。

 

これは、月桂樹です。

水泳の後藤とおるさんが記念に植えたものです。

お父さんが村長をなさっていた。

福岡県で初めてのプールを作ることになって、私らは筑後川に行って工事に使う石を運んだものです。

 

後藤とおるさんを検索すると、朝倉市のホームページのふるさと人物誌にくわしく記載されていました。

 

www.city.asakura.lg.jp

 

一部引用します。

●郷土の誇り、銀メダリスト後藤暢
 後藤選手は、昭和27年(1952年)、ヘルシンキ大会(フィンランド)で競泳男子100m自由形に出場し4位入賞(58秒5)。続いて、競泳男子800m自由形リレーに出場し、日本チーム(鈴木弘、浜口喜博、後藤暢、谷口禎次郎)は8分33秒5の素晴らしい記録で世界2位(1位はアメリカ)となり、表彰台に上がり輝かしい銀メダルを胸に念願の日の丸を掲揚しました。

 

後藤選手は、昭和9年(1934年)に朝倉村恵蘇宿に生まれました。幼少期のころはどこにもプールがなく、自宅のすぐ南側を流れる堀川や筑後川などで魚を捕ったりして遊んでいました。だれよりも泳ぎが上手な子どもでした。

 

昭和15年(1940年)、朝倉村立朝倉小学校に、福岡県で最初に25mプールができました。

現在は校舎が移転し、プールは水泳には使われていませんが、壊されることなく残っています。三連水車や藤井養蜂場に訪れる人の目を楽しませるための水草栽培に利用されています。

 

比良松中学校に入学した暢少年は、めきめき力をつけ、水泳競技福岡県大会などでことごとく優勝するなど、その実力が広く認められるようになりました。

 

敗戦から立ち上がろうとする日本人を勇気づけ希望を与えてくれた古橋、橋爪両雄と肩を並べて、我らの後藤暢も、ヘルシンキオリンピックへ出場するという興奮。誇りと喜びに沸きかえったものです。

 

当時の盛り上がりが目に浮かびますね。

太刀八幡宮でも、皆さん集まってお祝いをされたことでしょう。

 

 

偶然長老からお話を伺ったことで月桂樹のことを知り、郷土の英雄を知ることが出来ました。

 

皆様も美しい月桂樹の花見を楽しんでみませんか?