川中島の一騎打ち
奉納 小塚 矢野角平 同 嘉作 星野才作 同 平吉
158年前の絵馬です。
馬上の武士は、上杉謙信。振り下ろした太刀を軍配で受けるのは、武田信玄。信玄の左手には数珠が握られています。太刀を軍配で受けるのは、無理があるように思いますが・・。
右の武士は、馬上の謙信を槍で突こうとしいます。色あせてはいますが、緊迫した状況を感じます。黒馬の表情も、動きも見事です。
川中島の戦いを解説しているホームページもたくさんありますが、学研キッズネットのホームページから引用させていただきます。
かわなかじまのたたかい【川中島の戦い】
この一騎打ちの場面が、絵馬になっています。
戦国 時代末期 ,武田信玄 と上杉謙信 が信濃 国(長野 県)の領有 をめぐって川中島 で衝突 した戦 い。川中島 は長野盆地 のほぼ中央部で,犀 川と千曲 川の合流点にあたる。信玄 と謙信 はここを中心に,1553年から1564年まで前後5回たたかった。しかし,両者とも決定的 な勝利 をおさめることができず,全国統一 の望 みをはたせなかった。コーチ
1561年,第4回の戦 いが有名で,信玄 と謙信 が一騎討 ちしたという。
江戸浮世絵に見る川中島合戦というホームページがあります。
たくさんの浮世絵があるのですが、一枚転載させていただきます。
一騎打ちの状況を分かりやすく解説していますので、引用します。
鉄の軍配があったとは、まいりました。
ユーチューブでは、他に色々な観点から川中島を説明している動画があります。本当に今のインターネット社会は、勉強が楽しくなる材料にあふれていますね。
ウィキペディアには、第4回の戦いの前に、「上杉謙信(長尾景虎)は、相模国・鎌倉の鶴岡八幡宮で、上杉家家督相続と関東管領職就任の儀式を行い、名を上杉政虎と改めて越後国へ引き揚げた。」とありますので、武運の神 太刀八幡宮の絵馬として奉納されたのでしょうね。