太刀八幡宮には、3組の石灯籠が参拝者を出迎えます。
便宜上、本殿に近い方から、1の灯籠・2の灯籠・3の灯籠と名付けてみました。
石灯籠
ウキペディアには、次のように概要が記載されていますja.wikipedia.org
一部引用します。
概要
文字通り、灯(あかり)籠(かご)であり、・・・
灯籠は仏教の伝来とともに渡来し、寺院建設が盛んになった奈良時代から多く作られるようになり、多くは僧侶が用いたとされる。平安時代に至ると、神社の献灯としても用いられるようになる。
灯籠の役割
神社では、神前の「みあかし」用、献灯用に灯籠が用いられる。
みあかしとは、神仏に供える灯火(辞書より)
一番上は、宝珠、続いて笠・火袋・中台・竿・基礎という6個の部品で構成されています。
1の灯籠
明治42年6月建之 1909年 (115年前)
写真は向かって左の台座
台座には、向かって右には21名、左には23名の名前が彫られています。
「善光寺 参宮同行 拾一(11)名」という文字が読み取れます。
2の灯籠
奉進献
大庭村 ○○豊助
寄進者の名前でしょうね。
寛政10年は、古賀百工さんが亡くなられた年です。関係があるでしょうか?
火袋の模様が特徴的です。満月と三日月、四角と三角。
飾り模様でしょうか?
それとも別の意味があるのでしょうか?
3の灯籠
昭和3年11月10日 1928年(96年前)
御即位記念
氏子中
皇紀二千五百八十八年
昭和3年11月10日は、昭和天皇の即位の礼が、挙行されました。それを記念して設立されています。
神官 古賀廣誌 他氏子総代8名の名前が彫られています。
火袋や竿など一部改修されている個所があります。
この写真は、平成3年(1991年)の台風被害の状況です。(33年前)
この3の灯籠が、大きく破損しています。
倒木によるものかもしれません。
令和6年の新年の様子
今年の参道には、久しぶりに(たぶん3年ぶり)竹灯籠が設置されました。
写真では分かりにくいですが、石灯籠にもロウソクが設置されていました。
久しぶりに灯った石灯籠の明かりを見て、神様方もお喜びになったことでしょう。