氏神様は太刀八幡宮

1200年の歴史を紐ときます

太刀八幡宮の天井画

前回のブログで紹介した干支恵方盤の後ろに、天井画が描かれています。

干支恵方盤や絵馬に隠れて、全てを確認することは出来ません。

 

 

f:id:goodlightsato:20230811200844j:image

 

写真の右上から見てみると

 

花瓶に生けられた花 椿でしょうか。

こたつに入って書を見ているように見えます。

美しい女性と家来でしょうか。旅に出るのかな?

武士のような?

女性が扇を持って舞をしているのでしょうか?

弓を引いている武士?

 

恵方盤の左側には、鶴らしき鳥も描かれています。

 

何かの物語なのでしょうか?

 



f:id:goodlightsato:20230811200851j:image
f:id:goodlightsato:20230811200840j:image

この天井画の下部に、奉納した方々の名前が書かれた板が、張り付けてあります。

絵馬との関係で、板を上にずらして打ち付けたのでしょうね。

上の部分が隠れています。

 

〇殿天井画(たぶん拝殿)

〇連〇

古賀さん、浦さん、丸山さん、鬼塚さん、その他

明治5年(1872年) 壬申(みずのえさる)春

 

〇〇一刀〇 作者の名前?

 

151年前のものですね。

 

作者の名前の雰囲気からも、有名な画家が描いたものかもしれません。

 

干支恵方盤が奉納されたのが明治36年なので、約30年は参拝者は見上げて天井画を楽しんでいたのでしょうね。

 

それにしても、この板に書かれた字は151年目のものとは思えないほど、鮮明に見えますよね。

 

墨(すみ)が良かったのしょうか?