氏神様は太刀八幡宮

1200年の歴史を紐ときます

太刀八幡宮の祖祖宮 薦(こも)神社

令和6年1月20日 カミさんと薦神社を訪れ、参拝しました。

 

薦神社は、大分県中津市にある古い神社です。

 

太刀八幡宮と薦神社は、標題にも書いた祖祖宮(祖宮の祖宮という意味)という関係です。

 

太刀八幡宮の創建は、教育委員会設置の案内看板には、次のように書かれています。

弘仁14年(823)、豊前国宇佐八幡宮の霊を移し、社殿を建て「太刀八幡宮」とした。

 

つまり、太刀八幡宮の祖宮が、八幡総本宮 宇佐神宮になります。

 

宇佐神宮のホームページの由緒には、次のように書かれています。

八幡さまは古くより多くの人々に親しまれ、お祀りされてきました。

全国約11万の神社のうち、八幡さまが最も多く、4万600社あまりのお社(やしろ)があります。

宇佐神宮は4万社あまりある八幡さまの総本宮です。

 

そして今回参拝した薦神社は、宇佐神宮の祖宮と言われています。

 

ウキペディア薦神社には、次のように記載されています。

ja.wikipedia.org

全国八幡宮総本宮である宇佐神宮祖宮といわれ、承和年間(834-848年)の創建と伝える古社である。

人間でいうと、太刀八幡宮のおじいちゃんおばあちゃんにあたる神社ということでしょうか。

 

また神社で頂いたパンフレットの由緒には、次にように書かれています。

薦神社は大貞八幡宮とも称され、霊地である三角(御澄)池を内宮、社殿を外宮と仰ぐ由緒正しい八幡の古社であります。ご社殿の造営は承和年中(834-48)と伝えられていますが、歴史は遥かに遡り、八幡大神権現にかかわる上古以来の歴史を刻むものであります。

 

早速、当日撮影した写真を見ながら、案内させていただきます。

 

風格のある看板岩です。

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駐車場から出迎える一の鳥居と狛犬です。

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参道を進むと、ひときわ大きな神門が出迎えます。

この神門は、国の重要文化財に指定されています。

この門を通り抜けることは出来ませんでした。

この神門の手前を左に進むと社務所、拝殿へと進むことになります。

この写真に写っている、神門の右側が本殿になります。


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外宮である本殿正面からの姿です。
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祭神は、太刀八幡宮そして宇佐神宮と同じで、応神天皇八幡大神)、比咩大神宗像三女神)、息長帯比売命神功皇后)です。

 

社務所の巫女さんにお伺いしたところ、まず左の拝殿を参拝し、次に右を、最後に真ん中の拝殿を参拝するとのことでした。

 

小雨の中、参拝させて頂きました。👏

 


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真ん中の拝殿の写真です。

賽銭箱に刻まれている社紋は、初めて見る一つ巴紋です。

太刀八幡宮の社紋は右三つ巴紋です。

以前のブログで紹介しています。

goodlightsato.com

 

ウキペディア薦神社には、社紋として次のように書かれています。

一つ巴。元来、巴紋は水に由来する紋で、宝器の勾玉、魂、命に関連する。宇佐神宮の三つ巴に対して、一つ巴であることから、宇佐の祖宮の一つと考えられている薦神社は、本来は宗像三比売大神ではなく、別の、あるいはその中の一人の比売大神(たとえば中津宮湍津姫神)を祀っていたのではないかという説もある。

 

外宮の参拝を終わり、内宮に移ります。


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三角池の中の鳥居です。
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案内看板の一部を引用します。

池は、三角池(みすみいけ)と呼ばれ、池そのものがご神体である。三角池に自生する「真薦(まこも)」を刈り取って、池の中の敷島で乾かし、宇佐八幡宮のご神体である「御枕」にしたという。

 

薦神社が祀る八幡神は、池の守り神でもあったといわれる。

 

真薦(まこも)は、イネ科の多年草です。

ウキペディアには、食用や漢方薬としての効能の他に神事として用いられていることが記載されています。一部引用します。

ja.wikipedia.org

古事記万葉集にも登場し、神の宿る草とされ神社の「しめ縄」や「茅の輪」の材料とされた。

出雲大社では毎年6月に「マコモの神事」が行われる。「出雲の森」から、御手洗井までの道中に清い砂を敷き、その上にマコモが置かれ、宮司はその上を歩いて参進する。宮司が踏んだマコモは御神威が宿るとされ、参拝者は持ち帰って神棚に飾ったり、浴槽に入れたりする。

 

朝倉市近辺にも、自生している所があるのでしょうか?

 

そして池のほとりに、八幡神の足跡が残っている石を見ることができます。

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内宮を離れたところにある、可愛い顔の狛犬さんです。
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神計画(はからい)を感じたごみ拾い

 

神社に到着した時は、小雨が降っていました。

そもそもこの日は、雨の予報でしたので、傘を持っての参拝になりました。

 

外宮の参拝を終わり、内宮の池を参拝する時には、雨もほとんど降っていませんでした。

 

内宮の鳥居で参拝の後、せっかく来たのだから、ご神体である池を一回りすることにしました。

 

はっきりした遊歩道があるわけではありませんでしたが、人が通った跡が途中まであり、そこから車道横の歩道を歩いて一周したのです。

 

そして、歩き始めた時から、ごみが落ちています。

 

あいにく、ごみ袋になるビニール袋を一枚も持っていなかったのですが、持っていたビニール傘を逆さにして、ごみを拾い始めました。

 

結局一周を終えた時には、傘いっぱいのごみを拾うことが出来ました。

 

途中柵があって拾いきれなかったごみも多数ありましたが、少しはご神体の周りを綺麗にすることに貢献出来て良かったなーと喜んでいます。

 

それにしても、雨が降っていたら、きっとごみを拾いきれなかったのではないかと思うんですね。

 

神計画(はからい)で、雨を止めてくれたのだと、私達は感じました。

 

こうして、太刀八幡宮にご縁のある薦神社に参拝することが出来て、とても良かったと感じました。

 

導いて頂いてありがとうございます。🙏